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オーストラリアのホームステイで靴はどうすればいい?

オーストラリアでのホームステイ。期待と不安が入り混じる中で、「家の中で靴は脱ぐの?」という素朴な疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
日本では靴を脱いでから室内に入るのが当たり前ですが、海外ではその常識が通じないこともあります。
特に、オーストラリアは多様な文化背景を持つ国。ホストファミリーの習慣や価値観によって生活スタイルが大きく異なるため、靴の扱いにも違いがあります。
この記事では、オーストラリアでのホームステイを控えた方が安心して現地での生活をスタートできるように、「オーストラリアの靴文化」について解説していきます。

 

オーストラリアの家では靴を脱ぐ?

オーストラリアの多くの家庭では、靴を履いたまま室内で過ごすのが一般的です。
外から帰ってきて、そのまま土足でリビングやキッチンを歩くスタイルの家庭も珍しくなく、日本とは異なる文化に驚く人も多いでしょう。
ただし、すべての家庭がそうというわけではありません。
アジア系の家庭や、清潔さを重視する家庭では、玄関で靴を脱ぐスタイルを取り入れていることもあります。
最近では、靴底についた菌や汚れを気にする家庭も増えてきており、「靴を脱ぐ派」が徐々に広がりつつあるようです。
特に、小さな子どもがいる家庭やペットを飼っている家庭では、衛生面への配慮から、室内では靴を脱ぐというルールを設けているケースも多く見られます。
ホームステイ先によって習慣は異なるため、滞在初日にホストファミリーに確認することが、スムーズなスタートの鍵となります。

【結論】ホストファミリーによって違う

オーストラリアでは、家の中で靴を脱ぐかどうかは「家庭によって異なる」のが実情です。
土足で過ごす家庭もあれば、衛生面を考慮して玄関で靴を脱ぐ家庭もあり、明確なルールがあるわけではありません。
そのため、ホームステイ先に到着したら、最初にホストファミリーに確認しておくのが安心です。
例えば、次のようなフレーズが役立ちます:

“Do you usually take your shoes off at home?” 家では普段、靴を脱ぎますか?
“Should I take my shoes off inside?” 家の中では靴を脱いだ方がいいですか?

こうしたひと言を添えるだけで、現地の習慣を尊重する姿勢が伝わり、第一印象がぐっと良くなります。些細なことのように見えて、ホストファミリーとの信頼関係を築くための大切な第一歩です。
異文化の中で生活するうえで、柔軟な姿勢と相手を思いやる気持ちはとても大切です。文化の違いを理解し丁寧に対応することが、より快適で充実したホームステイ生活につながっていきます。

オーストラリアの玄関には靴を脱ぐ段差がない

日本の家と大きく異なる点として、オーストラリアの玄関には「段差がない」ことが挙げられます。
日本では、玄関に上がるときに自然と靴を脱ぐ段差があり、靴を置くエリアと生活空間が明確に分かれています。
これに対して、オーストラリアの多くの家では玄関に段差がなく、靴を脱ぐ・置くためのスペースも明確ではないことが多いです。玄関らしき場所には、ただマットが敷いてあるだけの家庭もあれば、玄関自体が存在しない家もあります。

そのため、仮に靴を脱ぐスタイルの家庭であっても、

  • 靴を脱いだ後にどこに置くか
  • 外で脱ぐのか中で脱ぐのか
  • 脱いだ靴を靴箱にしまうべきか

など、ルールが曖昧であることがあります。
そのような場合は、最初にホストファミリーに尋ねることが大切です。
例えば、次のように質問してみましょう:

“Where should I put my shoes?” 靴はどこに置いたらいいですか?

特に、リビングにカーペットが敷かれている家庭では、土足で上がることに対して抵抗を感じることもあるかもしれません。そのため、状況を見て判断せず、必ずホストファミリーに確認することがトラブルを防ぐポイントとなります。

また、家の間取りによっては、靴を脱ぐ場所がリビングの一角に設けられていたり、ベッドルームの前に専用のスペースがあったりと、予想外の場所が指定されることもあります。
こうした場合も、疑問を感じたらすぐに尋ねることで、ホームステイ生活がスムーズに進みます。
なお、オーストラリア留学などで長期滞在する場合、どうしても靴の直置きに抵抗がある方は、簡易的なシューズラックを用意するのもおすすめです。
荷物が増えるというデメリットはありますが、ストレスを減らし快適な環境を作ることは、ホームステイを成功させる大切なポイントです。
コンパクトな靴置きは、「Kmart(ケーマート)」や「BIG W(ビッグ・ダブリュー)」など、日用品を手頃な価格で扱う大型店舗で手軽に購入できます。

スリッパも持参するのがおすすめ 

オーストラリアでのホームステイにあたり、意外と見落とされがちなのが「室内履き」の存在です。もしホストファミリーの家が靴を脱ぐスタイルだった場合、室内では「裸足か靴下」という家庭も少なくありません。
そんなときにあると便利なのがスリッパやルームシューズです。
オーストラリアの家の床はフローリングやタイルが多く、特に冬場や朝晩など気温が下がる時間帯には、意外にも床が冷たく感じることがあります。冷えた床の上を裸足で歩くのは不快なこともありますので、スリッパの持参をおすすめします。
また、共有スペースを歩く際に足音が響きにくい素材のスリッパを選ぶと、ホストファミリーや他のゲストへの配慮へも繋がります◎
最近では、旅行用に折りたたみできるコンパクトなスリッパや、軽量で持ち運びに便利なタイプも多く販売されています。こうしたスリッパは荷物の中でもかさばらず、収納が簡単なので、1足持っていると旅行や滞在中に重宝します。
もし日本から持参しない場合でも、現地で購入することは可能です。以下のような日用品を取り扱う大型店舗でスリッパを手に入れることができます。

オーストラリアで靴や室内履きが安く手に入る店舗

店名特徴
Kmart
ケーマート
オーストラリア全土に展開している生活雑貨の大型チェーンで、手頃な価格と豊富な品揃えが魅力です。日用品から衣料品、ちょっとした家具まで何でも揃います。
BIG W
ビッグ・ダブリュー
日用品から衣料品、おもちゃ、文房具、本、インテリア雑貨まで、幅広い商品を取り扱う大型チェーン店。コスパよく生活必需品を揃えるのにピッタリな店舗です。
Target
ターゲット
KmartやBIG Wよりはやや価格帯が高めですが、その分デザイン性や品質が高い商品が多く、長く使いたいアイテムを探すのにおすすめです。

また、オーストラリア留学やワーホリでホームステイを予定している方は、現地の生活スタイルに合わせて、さまざまなシーンで代用できる靴を用意しておくと快適に過ごせます。
特にビーチ文化が根付くオーストラリアでは、ホームステイ中、外履きとしても室内履きとしても使えるサンダルやクロックスがおすすめです。軽量で履きやすく、外で使用したあともさっと水で洗い流せるので、そのままホームステイの室内履きとしても使えてとても便利です。

まとめ

オーストラリアのホームステイでは、「靴を脱ぐかどうか」は家庭によって異なります。
土足で生活する家もあれば、室内では靴を脱ぐスタイルの家もあるため、初日にホストファミリーに確認しておくことが大切です。
また、玄関に段差がなかったり、靴を置く場所が分かりにくいこともあるので、「どこに靴を置けばよいか」も一緒に聞いておくと安心です。
こうしたちょっとした気配りが、ホストファミリーとの信頼関係を築く第一歩になります。
さらに、寒さ対策やマナーの面でも、スリッパやルームシューズの持参はおすすめです。